スマートフォンを活用した住民参加型の文化財デジタルアーカイブ化への取組み紹介
みんなでつくろう!文化財デジタルアーカイブ ~いも代官頌徳碑~
あさひひまわり工房(島根県)
文部科学省が文化財のデジタルアーカイブ整備を促進している中、近年ではデジタル技術の加速化により、スマートフォンを用いた3Dモデリングが比較的容易に作成可能となってきています。
現在、あさひひまわり工房では、島根県立大学との共同研究として、「スマートフォンを活用した住民参加型の文化財デジタルアーカイブ化に関する検討」に取り組んでいます。
対象文化財は、江戸時代にさつまいもの種いもの移入を行い、領民を飢餓から救った井戸平左衛門(いも代官)の頌徳碑です。
この頌徳碑は現在、中国4県(島根、鳥取、岡山、広島)で533基確認されています。
いも代官頌徳碑533基全覧(大田市文化協会)に掲載されている位置情報をもとにマップを作成し、それぞれ存在する箇所に、
スマートフォン(iPhone)でスキャンした頌徳碑の3DデータのURLをリンク付けしていきます。
3DデータはWeb上で閲覧・ダウンロードが可能です。
2024.1.13に開催したスマホ3Dスキャン体験会では、浜田市熱田町にある頌徳碑を実際にスキャンしました。(大学生・高校生対象)
地域の文化財を自分達で守るという意識と、最新のデジタル技術の知識、そして、学生と地域との繋がりの大切さなど、
多くのことを学んでもらえたようです。
この取組みは新聞記事にも掲載されました。※一部有料
・中国新聞:外部リンク
・山陰中央新報:外部リンク
このプロジェクトに参加してみたいと思われる方は、ぜひ下記までご連絡下さい。目指すは住民参加型でつくる、いも代官3Dマップ533基全コンプリート!です。
日本ミクニヤ株式会社 あさひひまわり工房 齋藤めぐみ
Tel:090-9763-5630
mail:m-saito@mikuniya.co.jp